田村一(陶芸)× Task Q(絵画)二人展「形状記憶」春分茶会

日天の中を行て昼夜等分の時也ーー

昼と夜の長さが同じになるその日のために建てられたというメキシコのピラミッドを訪れてから、
私にとっても特別な日となった春分に、
憧れの陶芸家(陶芸サークルの先輩であり、自分で初めて器を買った作家さんでもあります)、田村一さんと、
多彩な表現を用いて自己と空間を分ける境界線上をたゆたうTask Qさんの展示会で茶会を行います。

春の力強く蠢くエロスを感じに、
ぜひいらしてください。

ーーー
『春分茶会(しゅんぶんちゃかい)』(茶人・小堀芙由子)

今展覧会のハイライトとして、「形状記憶」のしつらえの下、田村一のうつわを用いて茶会を開催。
ちょうど昼と夜が同じ配分となる春分の頃に開催することにより、Task Qの示すシンメトリー(対称性・相似性)に思いを寄せる。
日頃お茶に親しまれていない方にも安心の、カジュアルなテーブル式の茶会です。お誘い合わせの上で気軽にお集り下さい。
当日は両出展作家が在廊致します。

【日時】3/21(土) 13時 / 15時 / 17時
【料金】2,160円(込)

各回定員6名、 所要時間60分程度。
お問い合わせ info@pakupakuan.jp (担当:石橋)

pakupakuan_1

「形状記憶」
“Shape-memory”

田村 一(陶芸)× Task Q(絵画) 二人展
TAMURA Hajime (celamic art) & Task Q (painting) exhibition

海洋生物をはじめプリミティブな造形美に影響を受けつつ、独自進化の道を辿る田村一のうつわやオブジェ。
シンプルな描写法で印象的な構図による世界の奥行きを感じさせ、さらに新作では原初的とも言える筆致を見せるTask Q。
白白庵ならではの対峙によって見える景色にご期待下さい。

[会 期] 2015年3月14日(土) 〜29日(日) ※会期中、木曜定休
★初日 3/14(土)はホワイトデーサービスとして、日頃のご愛顧に感謝の気持ちをこめ、女性のお客様限定で田村一セレクトの秋田の日本酒を無料でふるまいます。
[会 場] 白白庵(3階企画展示室)

[主催者の声]
2011年以降、東北・秋田のとりわけ雪深い僻地とも言える山の中に戻り制作する田村一にとって、生まれた頃から今に至るまでその環境は外界との距離を感じずにはいられないものであったが、それ故に彼は他者と繋がる・関わる事に対して(都市生活者よりもおそらく何倍も)強い衝動と欲求を持っていたとしても決して不思議では無い。「辺境地展」と題して自らの生地・秋田で各地の陶芸作家を交えて出展及びキュレーションをも行なう彼は、今やこの年代において確固たる地位を築いた存在である。
他方、「Task Q」と言う一風変わったアーティストネームを持つ飯田桂子は、田村とは対照的に現代の都市生活の中で様々な物事に触れ、ストレスにも晒され、多くの人がそうであるように絶対的な多数の中で自己の存在への問い、他者と言う存在との関わり方を模索してきた。まさに絵画面に現れている様に、茫洋として途方に暮れそうになりながらも、微かな体温を保って人間であることを訴えんとする姿は、多くの現代人が共感を持つことを拒絶しない。

海洋生物をはじめプリミティブな造形美に影響を受けつつ、独自進化の道を辿る田村一のうつわやオブジェ。
シンプルな描写法で印象的な構図による世界の奥行きを感じさせ、さらに新作では原初的とも言える筆致を見せるTask Q。
両者の見せるフォルムは、実は私達の世界のあらゆる存在がそうであるように、ひと時も同じでは無いものたちへの愛惜の念の表れであり、その形によって大切な何かを定着・保存させたいと言う気持ちの産物なのだろう。
言葉を越えた何かを記憶させるかたち。
形状記憶とは、そこから名付けたタイトルである。

pakupakuan_2